12/05/06 05:48:37.45 PFONq7F+0
>>687
投資先が適切かどうかの是非は置いといて、
その内、通貨スワップを除いた分は、米国債として保有している
外貨準備の利子の一部を使っています。
外貨準備は、日本国の貿易収支が黒字の為、基本的に円高になるんですが、
急激に円高が進むのを防ぐ為に、円を売ってドルを買い、為替介入します。
当然現金のまま持っていても意味が無いので、
主にアメリカの国債を購入し、運用しているわけです。
その外貨は長年の円高傾向と運用で得た利益がつもりに積もって、
政府、日銀だけで100兆円を超えています。
しかし、近年のドルの不安定さと、下落傾向から、
円換算で数十兆円の含み損となり、
ドル立て外貨への極端な偏りを指摘する声が一段と高まり、
それに応えるかたちで、米国債の利子の一部を、
米国債を買い増すかわりに、別の通貨立ての国債などを買うことになったということです。
また、2国間で、直接貸し付ける例えばODAのようなものだと、返済が滞ったり、
減額してしまうこともありますが、国債や、IMF、ASEANを通して貸し出すことで、
そのリスクをほぼなくしているわけです。