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これには、住職も男子学生の説明を信じ込まざるを得なかった。その後も画像の存在を指摘する電話が寺に
寄せられたが、「あれは悪質ないたずらだ」と何のためらいもなく説明した。
ところが翌12日朝、状況が一変した。男子学生から「あの画像は捏造ではないんです。申し訳ありません」と
謝罪の連絡があったのだ。男子学生の説明によれば、今年1月に撮影した画像を自身のツイッターに
アップした ところ、たちまちネット上に広がってしまったというではないか。
昼になると、男子学生が直接謝罪するため、ラグビー部の監督や主将、大学関係者を伴って姿を見せた。
男子学生は半ベソ状態で「事実を隠していた」とうなだれた。
大学側にも11日に画像流出を指摘する電話があり、職員が画像を確認していた。
部ぐるみで長年、世話に なってきた寺の顔に泥を塗る行為に、大学側は「非常識で大学の良識や品格に反する」と判断。
12日午後、翌13日付でラグビー部の無期限活動停止を決めた。
しかし、男子学生の処分については、大学側は「個人 情報なので言えない」と口を閉ざす。
とはいえ、画像がネット上から消えるはずもなく、反響はヒートアップするばかり。
掲示板などで男子学生を 批判する書き込みが相次ぐ一方、住職にも「責任取って自殺しろ」などという罵詈(ばり)雑言が浴びせられた。
さらに、今回の騒動を集めた「まとめサイト」まで登場。寺の住所や電話番号が公開される事態となり、
寺の電話は昼夜絶え間なく鳴り続けた。「電話が一日中鳴りっぱなし。寝る暇もない…」。
住職はすっかり憔悴 (しょうすい)してしまった。
寺は長い歴史を持つ由緒正しい古刹(こさつ)として、これまで地元で敬われてきた。それが今回の騒動以降、
ネット掲示板に言われなき中傷の書き込みが相次ぎ、「あそこのお守りは汚い」とまでののしられる始末。
住職は 寺の歴史が1枚の写真で揺らぐことに大きな危機感を感じ、
「私の代で途切れたらこれまでの歴代の住職に顔向けできない。風評被害が心配だ」とこぼした。