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群馬県の関越自動車道で大型バスが道路脇の壁に衝突し乗客7人が死亡した事故で、
逮捕されたバスの運転手が、道路運送法で禁止されている「日雇い」で働いていた疑いが
あることが、国土交通省関東運輸局の特別監査で明らかになり、関東運輸局はバス会社の
安全管理に問題があるとみて調べています。
乗客7人が死亡、39人が重軽傷を負った事故では、バスを運転していた河野化山容疑者
(43)が自動車運転過失致死傷の疑いで警察に逮捕されました。
この事故を受けて、国土交通省関東運輸局は2日、バスを運行した千葉県印西市の会社
「陸援隊」に対して特別監査を行いました。
その結果、河野運転手が「日雇い」の雇用形態でバスを運転していた疑いがあることが
分かったということです。
道路運送法の運輸規則では、日雇いでの運転手の雇用は、安全上の管理ができないため禁止
されています。
関東運輸局によりますと、バス会社は、乗務員台帳などで運転手の勤務を管理しておらず、
不定期に仕事を依頼しているような状況で、会社の社長は河野運転手がいつから勤務して
いたのか正確に把握していなかったということです。
また、河野運転手は、警察の調べに対して「疲れていて、居眠りをした」と供述していますが、
バス会社は、今回の運行前に河野運転手の健康状態をチェックしていなかったということです。
関東運輸局は、バス会社の安全管理に問題があるとみて実態を詳しく調べています。
▽NHK
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