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われわれが普段聴いているFMラジオ。その電波の伝わり方に着目し、地震の前兆をとらえようと
研究する専門家がいる。これまでマグニチュード(M)5以上の地震をはじめ、東日本大震災以降に
続発した大型余震の前兆現象をつかみ、実際に予報してきた。その専門家がいま最も警戒するのが、
内陸を震源とする大型の地殻地震。首都直下型、南海トラフ連動地震よりも「切迫している」と
いうから不気味だ。
ゴールデンウイーク中の4月29日午後、千葉県北東部でM5・8(推定)の地震が発生し、
同県旭市で震度5弱を観測した。関東地方には、久々に緊急地震速報が流れた。翌30日にも
岩手県と茨城県で震度4~3が起き、肝を冷やした人も多いはずだ。
いつ起きるかわからない地震だが、前兆をつかめれば事前に対策を取ることができる。
その信念で、FM放送局の電波による地震予報の研究を行っているのが、山梨県八ヶ岳南麓天文台の台長、
串田嘉男氏(54)。「地震予報に挑む」(PHP研究所)で、講談社出版文化賞科学出版賞を受賞した
地震予報の専門家で、天文分野では、1994年に新彗星(串田彗星)を発見するなどこれまでに58の
小惑星を見つけた功績で知られる。現在、地震予報の関連書籍を作成中だ。
串田氏が地震予知分野に接していくきっかけは、同天文台(1985年開設)でFM電波を利用した
流星観測中に、ある異変をとらえたことだった。
「流星観測には記録計を使います。通常、記録計に出る基線は1本のきれいな線ですが、流星が現れた
ときだけ跳ね上がる。それがある日、流星が出現していないのに太いギザギザの線になる異常が出たのです」
そのギザギザの線が現れた93年8月6日の2日後、北海道の奥尻島北方沖を震源とするM6・5の地震が
起きた。同年7月12日に発生し、死者202人を出した北海道南西沖地震(M7・8)の大型余震だった。
(>>2-に続く)
▽東日本大震災後の大型余震で予報に成功した主なケース
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