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飛騨川バス転落事故
1968年(昭和43年)8月18日、岐阜県加茂郡白川町の国道41号において、乗鞍岳へ向かっていた観光バス15台のうち、
2台のバスが、集中豪雨に伴う土砂崩れに巻き込まれて増水していた飛騨川に転落し、乗員・乗客107名のうち104名が死亡した事故である。
日本のバス事故史上における最悪の事故となった。
行方不明者はすべて急流渦巻く飛騨川に投げ出されており、捜索は下流の広い範囲に拡大されていった。
多くの遺体は堆積した土砂に埋もれており、最終的には9名の遺体が未回収となっている。
収容された遺体も腕だけが発見されたりするなど航空機事故さながらに損傷が激しく、
DNA鑑定のない時代でもあり身元特定は困難を極め、取り違えによるトラブルまで起きた。
結局、2台のバスに乗っていた3歳から69歳までの乗員・乗客107名のうち、
転落の途中で割れた窓ガラスから投げ出されて立ち木に引っかかるなどして奇跡的に生還できたのは、
当時30歳だった5号車の運転手と21歳の添乗員、家族4人でツアーに参加していた14歳の男子中学生のわずか3名で、
死者104名とバス事故史上最悪の惨事となった。