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日本医師会は
★「TPPへの参加によって、日本の医療に市場原理主義が持ち込まれ、
最終的には国民皆保険の崩壊につながりかねない面もあることが懸念される」と指摘。
★「混合診療を全面解禁すれば、診療報酬によらない自由価格の医療市場が拡大する。
これは外資を含む民間資本に対し、魅力的かつ大きな市場が開放されることを意味する」
★「公的医療保険の給付範囲が縮小され、社会保障が後退する。
また自由価格の市場では、医薬品や医療機器も高騰し、
所得によって受けられる医療に格差が生じることになる」としています。
★また、TPPのめざす分野の一つは「投資」であるとして、
「株式会社の医療機関経営への参入を通じて患者の不利益が拡大する」と指摘。
医療への株式会社参入の問題点として、
▽収入増やコスト圧縮の追求による医療の質の低下
▽利益の追求で不採算な患者や部門、地域からの撤退―などをあげています。
h t t p://www.jcp.or.jp/akahata/aik10/2011-01-11/2011011101_02_1.html
◇アメリカの医療保険の酷さを訴えた映画。 マイケル・ムーア監督のドキュメンタリー
「シッコ」は、物凄い映画であった。 「アメリカの健康保険制度」。先進国の中で最悪といわれる、
悪名高いかの国の制度について、まずはなぜひどいのか、実例を示すところから映画は始まる。
成熟した国民皆保険制度の恩恵を受けている日本人としては、 到底信じられないような悲劇が何例も示され、
「うわさには聞いていたがここまでひどいのか……」とショックを受ける。
しかもそうした悲劇は低所得層に多い「無保険者」に降りかかっているのではなく、
「民間保険に入っていた(=高額な掛け金を払っていた)のに、土壇場で保険会社に難癖をつけられ
支払いを拒否された人」 のそれである。このショッキングな序盤で観客は、問題点は
「保険制度を営利企業に任せる」という、 発想そのものである事を理解する。