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【上海=今村太郎】香港政府は、子どもに香港永住権を取らせるため
中国本土から殺到していた「越境出産」を、来年は受け入れない方針を決めた。
出産環境が悪化し、社会問題化していた。香港各紙が二十六日報じた。
英国領だった香港は本土より教育水準や就職率、就職後の給与が高く、福祉制度も充実している。
香港での出生児は永住権が得られるため、本土からの妊婦が殺到している。
二〇一○年には新生児約九万人のうち半数が本土からの出産だった。
受け入れを絞った昨年も約四万人のうち三割を占めた。
地元の妊婦は産科の空床待ちを強いられ、出産費用も高騰。
不法滞在していた中国人妊婦が救急外来に駆け込んで出産する例も相次いだ。
三月の選挙で次期行政長官に当選した梁振英氏が、両親ともに香港永住権を持たない場合、
私立病院での受け入れを停止する方針を表明。香港食物衛生局が二十五日、
公立病院でも同様の措置を取ることを決め、永住権狙いの出産は排除されることが決まった。
2012年4月27日 朝刊
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