12/04/26 16:04:56.69 OWaXwZi9O
>>369
■日本の消費税は、税率は低いが、国税に占める占める割合はEUと同程度の20%台。5%は決して低くない。これ以上、上げるとEUを超える。
◆税収全体に占める消費税の割合(2007年度 財務省)
▽日 本 …26.4% ▽イギリス…36.2% ▽フランス…39.5% ▽スウェーデン…36.5%
消費税を10%に上げると ▽日 本 …40.0%以上 となり、税収に占める割合だけを見ると、日本はスウェーデンの比率さえも上回ってしまう。
日本の消費税は、税率は低いが、国税に占める占める割合はEUと同程度の20%台。
なぜか?
■消費税(間接税)を上げても、税収が増えなかった理由。その分、直接税(所得税や法人税)を減らしたから
負担感の軽減として、中所得層向けに所得控除を拡充して、課税ベースを縮小。
結局、苦しんだのは、消費税の負担はあるが、所得控除の恩恵に与かれない低所得層。
中所得層向けの所得控除を廃止して、課税ベース拡大をしなければならない。
■なぜなら、そもそも、消費税導入の目的自体が税収を増やすためではなかったから
当時の加藤寛・政府税制調査会会長は、税収の「直間比率の是正」の観点から売上税導入を唱えた。
しかし、大蔵省から「それでは国民の理解が得られないから、財政危機ということにして欲しい」と言われた。
▽直接税…所得課税と資産課税。国税として所得税と法人税、地方税として個人住民税と法人住民税が代表的
▽間接税…取引税と消費課税。前者は有価証券取引税や不動産取得税など、後者は消費税や酒税など、モノやサービスの消費に課せられる課税
▽直間比率の是正とは…直接税である個人所得税などのウエートを引き下げ、間接税である消費税のウエートを引き上げ、ヨーロッパの主要国に近い直間比率を目指すこと