12/04/25 20:46:54.65 0
アメリカの科学サイト『LiveScience』の報道によると、暴力を受けてきた子どもは、ほかの
子どもより細胞老化のスピードが速いことが判明しました。
研究を行ったのは、デューク大学のポストドクター研究員イダン・シャラフ氏。幼年期ストレスがその後の
疾病リスクや健康上の問題を引き起こすことはこれまでも報告されてきましたが、幼年期ストレスによる
生物学的老化の加速性が立証されたのは初めてのこと。
シャラフ氏の研究グループは、生物学的老化を測定するため、テロメアと呼ばれるDNAの一部を検査しました。
テロメアは染色体の末端にある保護構造で、細胞における時計のような役割を果たします。DNAが消耗すると
テロメアは短くなります。同グループは、1994年から1995年にかけて、5歳から10歳の児童を対象に236人の
サンプルを採取。子どもたちの頬からDNAサンプルをとり、テロモアの長さを測定したのです。
また、母親たちへのインタビューにより、家庭内暴力を経験している児童は17パーセント、頻繁にいじめを
受けている児童は24.2パーセント、大人から身体的な虐待を受けたことのある児童は26.7パーセントで
あることが分かりました。
さらに研究者たちは暴力の重度によりグループ分けを実施。その結果、暴力を受けたことのない子どもたちは
54.2パーセント、1種類の暴力を受けたことのある子どもたちは29.2パーセント、2種類以上の暴力を受けている
子どもたちは16.5パーセントとなりました。
DNA分析を行った結果、2種類以上の暴力を受けたことのある児童は、テロメアが短くなるスピードが著しく
速いことが分かりました。健康状態や体重、性別や社会経済的地位を考慮しても、その違いは明らかでした。
>>2以降に続く
ソース:URLリンク(news.ameba.jp)