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長崎ストーカー殺人事件で、千葉県警習志野署の担当幹部らが被害届を先送りし、慰安旅行に出かけた問題で、
千葉県警は２３日、慰安旅行が捜査に及ぼしたことは否定できないとする再検証結果を公表した。鎌田聡本部長が
午後３時から県警本部で会見を開いて謝罪し、明らかにした。
慰安旅行の出発が１２月８日で、ストーカーの被害を受けていた女性に被害届の提出を１週間待つように告げた
２日後だった点を重視。先送りを依頼した刑事課係長と、それまで女性からストーカー被害の相談を受けていた
生活安全課長自身が旅行に参加し、旅行中の１２月９日に容疑者が署に出頭しながら、逮捕できなかったことから、
捜査への影響は否定できないとした。
さらに、当初の検証で千葉県警が慰安旅行に一切触れなかった点について、調査にあたった県警刑事部理事官らが、
「携帯電話で指揮できる」などとした習志野署の係長の言い分をうのみにし、被害者や国民の視点を考慮せずに、
捜査への影響はないと判断したと認定。県警生活安全部も調査に加わっていたが、幹部らは昨年１２月６日以降の
対応は、刑事課が対応の主体となるとの認識から、慰安旅行に関しては刑事部が判断すべきだと考え、特に問題提起
しなかったという。
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