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”有料メール交換サイト、数千万円の被害も 中高年目立つ”
有料メール交換サイトに誘い込まれて悩み相談などに乗った人たちが、高額な利用料を請求されるトラブルが増えている。
数千万円を支払った事例もあり、各地で訴訟が起きている。中高年の被害も目立ち、専門家は「高齢者を狙った振り込め詐欺が
メールを使った手口にシフトしている」とみている。
「病気の悩みを聞いて」「耳が聞こえないので文字でやりとりしたい」。2010年夏、川崎市に住む女性(70)の携帯電話に、
見知らぬメール交換サイトからメールが届き始めた。ネット懸賞に登録した直後だった。
「返信こちら」と書かれたアドレスをクリックして返信すると、すぐに返事が届いた。最初は無料だったが、やりとりを続けるうちに
サイトからポイントの購入を求めるメールがきた。1ポイント10円で返信には60ポイントかかる。「相談の途中でやめたらよくない」と思い、
指定された口座に現金を振り込んだ。
一日中、4~5人とメールを交換するようになり、相手からは「費用は後で払うからメールを続けて」と言われて後に引けなくなった。
ほぼ毎日、数万~十数万円を振り込み、半年後には会社経営でためた約2千万円を使い果たしていた。家計の預金にも手をつけ、
異変に気づいた夫や娘に諭されて我に返った。だまされたと気づき、自責の念が押し寄せたという。
女性は翌11年2月、消費生活センターに相談。紹介された弁護士から「メールの相手はサイト運営業者が作り上げた架空の人物(サクラ)」
と指摘された。ほかにも被害者がいることが分かった。
女性はメール交換サイトの運営業者(東京都)を相手取り、7月に利用料返還を求める訴訟を横浜地裁に起こした。
業者側は「利用者同士のトラブルだ」と主張しているという。
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川崎市の女性に届いたメール。タレントのマネジャーを名乗っていた(画像の一部を加工しています)
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朝日新聞
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