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前田武志国土交通相と田中直紀防衛相に対する問責決議が参院本会議で可決された。両氏は辞任すべきだと考えるが、
永田町だけが空騒ぎしている印象をどうしてもぬぐえない。
閣僚の首のすげ替えだけが焦点になる国会の在り方にはうんざりだ。震災からの復旧・復興は進まず、原発にどう向
き合うかも定まらない今の日本は、消費税はもとより米軍再編やTPPなど、徹底論議すべき事案がめじろ押しだ。
国会議員は政局より審議に本腰を入れてほしい。
前田国交相は岐阜県下呂市長選で特定候補への支援を依頼する署名入り文書を下呂建設業協会に送っていた。公務員
の地位利用を禁ずる公職選挙法に抵触する可能性が高い。
所管の業界に対し、国交省の封筒を使い大臣の名刺を同封して依頼すれば、圧力と受け止めるのは分かり切っている。
前田氏は秘書がやったこと、よくチェックしないまま署名したなどと弁明しているが、軽率で済む話ではない。
民主党は政官業の癒着を批判して政権を奪取した。その意味をわきまえれば、辞任は当然だ。
田中防衛相は就任以来、能力への疑問がついて回った。辞任に賛同する国民は多いだろう。ただ、今回の決議が、知
識の乏しさを辞任要求の理由の一つにしていることには疑問がわく。
野党議員が国会で「口頭試問」のごとく、重箱の隅をつつくような質問を繰り返すのにはうんざりした。大臣に必要
な資質は、知識の多寡ではなく見識ではないか。
2以降に続く
ソース
琉球新報 URLリンク(ryukyushimpo.jp)