12/04/21 10:45:31.26 mXJ76/jL0
>>1
菅の罪と東電の罪をごっちゃにして、菅が叩けるなら何でもいいと言う奴がいるな。
菅の罪があるならそれはそれで叩けばいいが、原発対応について第一義的責任を負うのは当事者、つまりは東電。
実際に作業ができるのも東電(の指示を受けた関係会社)。
例えば、「今ベントをしないと爆発する」と分かっていたのであれば、首相がどう行動しようが何を言おうがベントをすればいいだけの事であって、
知識も無ければ実作業ができるわけでもない首相が何かを言ったからと言って責任放棄していい理由にはならない。
東電は自らが責任を負いたくないから、その判断を他人任せにし、最終的に当事者としての責務を放棄しただけの事。
こと原発問題に関しては、道理の上で言えば東電を第一に批判すべきものであって、菅の行為は枝葉。
むしろ、菅の責任を問うのであれば、政府に職権があったSPEEDI情報の公開を隠ぺいした件や、アメリカ軍から提供されていたグローバルホークの情報を隠匿したこと、
アメリカ人は80km圏外退避+安定用素材の配布という措置がなされたのに対して、日本人は20km圏外自宅待機という甘い措置で多数の人間を被曝させたこと、
安易に 『ただちには』 と発言させ、自己を過少に見積もったこと、放射性物質に汚染された食品の流通を許し、通常考えられる範囲での対策すら打たずに、風評被害を連呼し、多数の人間を内部被曝させたこと、
このような政府の職権においてなすべき行為をなさず、いたずらに被害を拡大させたことをこそ追及すべき。
東電は ”撤退伺い” を今になって ”あれは関係ない人を退避させると言う意味だった” と弁解しているが、
そもそも ”関係ない奴” であれば、別に政府の許可なんて一々取らずに勝手に退避させても何ら問題は無いし、現に、現場レベルでそう言った個別対応をしているところもあった。
にもかかわらず、この件に関してだけは ”関係ない人を退避させてもよいでしょうかと言う意味で言った” とするのは、理論上の整合性を取る意味で無理があるだろう。
”わざわざお伺いを立てなければならない” と言うのは、詰まる所 「原発がどうにもならないから身の安全のために全員逃げさせてくれ」 と言う意味でなければ、辻褄が合わないだろう。