【原発問題】「海水で再臨界はないにもかかわらず、菅氏が再臨界を懸念し、注水の指示が遅れた」…事故調、菅前首相を聴取★2at NEWSPLUS
【原発問題】「海水で再臨界はないにもかかわらず、菅氏が再臨界を懸念し、注水の指示が遅れた」…事故調、菅前首相を聴取★2 - 暇つぶし2ch506:名無しさん@12周年
12/04/20 23:41:07.72 qVGIKLGW0
★ 第5章 日本崩壊の瀬戸際  東電撤退 統合本部   1
大鹿 靖明 (著)「メルトダウン ドキュメント福島第一原発事故」 講談社2012/1発行
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本文より 

事故後東電は、ほとんどの記者会見を広報部の部付の部長や原子力設備管理部の中間管理職に
任せてばかりいた。部下に任せ、経営首脳たちは上層フロアから出てこない。
 東電は勝俣会長、清水社長、それに武藤ら6人の副社長の、合計8人もの代表取締役がいた。
こんなにいっぱい代表権者がいるというのは、日本の上場企業の中では、一部の大手総合商社を
除けば、際立って珍しいことだったが、彼ら経営幹部層が記者の前に顔を出すのは、ほんの数える
ほどだった。ベテランの広報担当者は記者に「なぜ首脳陣が出てきて自分の口で説明しないのか」と
詰め寄られると、「お願いしているのですが……出たがらないんです……」と、恥ずかしそうに
うつむいた。組織の中でふんぞり返っていた連中は、矢面に立ちたくないのだ。
 そんな東電なのに、原子力部門のトップがお出ましになって急速記者会見を開くという。
 これは撤退発表ではないか。
 官邸にいた高官たちは、そう疑った。
(中略)
このままでは日本が滅亡する。撤退はない。命懸けでやれ。60歳以上は現地に行け。情報が遅い。
しかも不正確だ。1号機が爆発してから連絡が入るまで1時間もかかっている。こんなにいっぱいいて、
何をやっているんだ。東電が逃げたら100%つぶれるぞ」
 後に東電は「撤退なんて言っていない」と強弁し、使った用語は「退避」だったと主張している。
しかし、清水は、「プラント維持に必要な最低限の要員は残す」という吉田の考え、―それは清水と
吉田の共通認識になっていたはずだったのだが―を海江田たちに伝えそびれていた。つまり清水の
説明能力が欠如しているのだ。それでは、「撤退」と受け取られても仕方がなかった。
 総理に叱られたことは、東電マンの多くにとって意外だった。課長級職員の一人は「ずっと泊まり込みで
一生懸命にやっているのに、あれで、やる気をなくした」と、反感を口にした。このとき以来、東電の
反菅ムードは決定的になっていく。



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