12/04/20 12:48:00.89 0
津波・水害対策用の救命胴衣(ライフジャケット)がひそかなブームを呼んでいる。
東日本大震災以来、防災意識が高まる日本列島。南海トラフ地震で想定される津波高が従来予測を大きく上回るなど、
不安も広がるなか、救命胴衣は頼みの綱になりうるか?
救命胴衣を製造する貿易会社「カザワトレーディング」(神戸市東灘区)。
04年のスマトラ沖大地震による津波でイタリア人の友人を亡くした加澤慶久社長が、
「水害に遭っても命が助かる物を」と06年に開発した。
数秒で水面に浮き上がるよう改良を重ねた救命胴衣はフード付きで、頭部からお尻まで保護する。
救助隊に発見されやすいよう反射材や呼び笛も装備。気球にも使われる丈夫な生地を胴衣に用い、体温保持機能にも優れているという。
値段は大人用が5040円、子ども用が4725円。
加澤社長によると、近くに高台がない人からの注文や、企業が防災用品としてまとめ買いするケースが多い。
東日本大震災前は年間400着ほどだったのが、震災後の売り上げは月間約4000着に。
東海地震が想定される東海地方や四国を中心に売れている。
浜松市のウレタン製造会社「浜口ウレタン」も震災後、津波対策用の救命胴衣「フローティングプロテクター」
(大人用3万円、子ども用1万5000円)を開発。2月から販売を始め、問い合わせが相次いでいる。
救命胴衣だけではない。エコ商品研究開発会社「コスモパワー」(神奈川県平塚市)は水に浮き、
家屋の倒壊から身を守る一般家庭向けの球形のカプセル型防災シェルター「ノア」を製品化した。
4人乗りは直径1.2メートル(48万900円)。昨年10月ごろに販売を始めたが製造が追いつかない状況だ。
「人気」について富士常葉(ふじとこは)大社会環境学部の阿部郁男准教授(津波防災学)は
「東日本大震災で津波への防災意識が高まったことと、津波避難タワーの建設が遅れていることが背景にあるのではないか」と話す。
URLリンク(mainichi.jp)
URLリンク(mainichi.jp)
URLリンク(mainichi.jp)