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★国連“スーダン衝突は双方自制を”4月20日 8時53分
アフリカのスーダンと南スーダンが、油田地帯の領有権などを巡って武力衝突を
激化させていることについて、国連のパン・ギムン事務総長は
「今は戦争のときではなく、交渉のときだ」と述べ、双方に自制を求めました。
スーダンと南スーダンの国境地帯では双方が武力衝突を繰り返していて、18日、
スーダンのバシール大統領は「南スーダンの国民を解放しなければならない」と述べ、
全面的な戦闘に突入することも辞さない姿勢を見せています。
これについて、国連のパン・ギムン事務総長は、19日、ニューヨークの国連本部で記者団に対し、
「今は戦争のときではなく交渉のときだ。双方に最大限の抑制を求める。国際社会も努力を続ける」と述べ、双方に自制を求めました。
また、安全保障理事会の今月の議長国アメリカのライス国連大使も
「安保理は、双方が無条件で戦闘をやめるべきだと考えている。
双方を非難しあうことは、状況を悪化させるだけだ」と懸念を示しました。
南スーダンは去年7月にスーダンから独立したものの、油田地帯の領有権や石油収入の配分などを巡って
双方の折り合いがつかず、緊張が続いていました。こうしたなか、国連は現地でPKO=平和維持活動を
展開しているものの、武力衝突は激化しているのが現状です。
●“すでに戦争状態”
スーダンと南スーダンの間で戦闘が続いていることを受けて、19日、アメリカ政府が現地に派遣している
ライマン特使は現地から電話会見し、「事態はすでに戦争状態だと言わざるをえない。
スーダン側も南スーダン側も全面的な戦争になることは望んでいないとしているものの、
こうした事態を避けるために掲げている方法に違いがある」と述べ、強い懸念を示しました。
ライマン特使は「両国の国境地帯の非武装化を実現するため、スーダンのうち、南スーダンとの
国境に接する青ナイル州と南コルドファン州での戦闘の停止に向けて力を尽くす」と述べ、
南スーダンのサルバ・キール大統領が、近く中国を訪問することから、中国政府にも協力を求め、
国際社会で結束して事態打開にむけた仲介に全力を挙げる姿勢を示しました。
NHK URLリンク(www3.nhk.or.jp)