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◆中国がベトナムに軍事侵攻したのを知っているか?
ベトナム戦争終了後に突然、中国正規軍60万人がベトナムに電撃侵攻をした。中国軍初の外国
軍事侵攻といえるものであった。当時のベトナム正規軍のほとんどは、カンボジアで中国左翼のポ
ルポト退治に当たっており、国境は手薄の状態だった。
中国正規軍60万人 VS ベトナム民兵10万人
中国軍の電撃侵攻に対抗するベトナムは、正規軍3万と民兵7万人で迎え撃った。戦法はゲリラ戦
と敵を奥に引き込み罠に嵌め十字砲火を浴びせるもの。中国正規軍60万人の戦法は北朝鮮戦で
使ったドラや金を叩き鳴らしながら、一斉になだれ込む古い戦法だった。しかし、米軍と百戦錬磨さ
れたベトナム軍10万人の戦法は、彼らをはるかに上回る戦術と戦闘能力を発揮していた。中国軍
は実戦経験が無いため、一度崩れると一気に敗走、隊は次々と混乱状態に陥っていた。指揮が全
く効かない集団と化した所に、集中十字砲火を浴びせていた。結果として、中国一個連隊約1500
人中の生存者は僅か50人程という惨憺たる負けをしていた。退却する中国軍の戦車、装甲車、軍
用車両の焼けただれた残骸が転がる死のロードは、累々と中国まで続いていた。
中国正規軍は60万人も投入して戦死死傷者が10万人。大量の負傷者を送り返すにも困る事態に
陥り、中国はベトナム侵攻から手を引かざるえなくなってしまった。