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平岡秀夫前法相は18日、東京都内の駐日欧州連合(EU)代表部で行われた
シンポジウム「死刑廃止に向けて?欧州の経験とアジアの見解」に出席し、後任の
小川敏夫法相が法務省内に設置された死刑制度の勉強会を打ち切って、3月29日に
執行に踏み切ったことを非難した。
平岡氏は基調講演で、執行直前に「国民的議論の契機とする目的が達成される
見通しの立たないまま、勉強会が打ち切られたのは大変残念」と述べた。
死刑制度の省内勉強会は千葉景子法相(当時)が10年に設置。その後、歴代法相が
引き継ぎ、一部の会議を報道陣に公開しながら死刑の存廃に関わる議論を進めてきたが、
小川法相は「議論は尽くされた」として、3月9日に打ち切った。
小川法相は今後、新たに死刑の執行方法や死刑囚の処遇の在り方を非公開の
政務三役会議で議論していく方針を示しているが、平岡氏は「より開かれた場で至急に
議論が進められることを期待する」と語った。
シンポジウムには、平岡氏と同じく在任中に死刑執行命令を出さなかった杉浦正健
元法相も参加し「犯罪被害者の補償制度を充実させないと、死刑をなくせという世論は
盛り上がらない」と述べた。【伊藤一郎】
ソース 毎日新聞 2012年04月18日
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平岡秀夫前法相
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