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日本メーカーの業績不振が懸念されているとはいえ、なお海外では高評価の家電。そんな人気家電のひとつ、炊飯器の輸出が好調だ。
近畿2府4県の平成23年の炊飯器の輸出量と輸出額が前年に続き2ケタ増となっていることが、大阪税関の調べで分かった。
23年の輸出台数は前年比10・2%増の48万8千台、輸出額は14・2%増の44億4600万円。
リーマン・ショック後に外需が低迷して前年割れとなった平成21年を除けば、15年以降、
右肩上がりの状況が続いている。「海外メーカーには旧型の機械式炊飯器が多く、
炊きムラの少ない日本製のマイコン式やIH式炊飯器が高級品として受けている」(大阪税関調査統計課)という。
輸出額の相手国は米国が29・0%とトップ。台湾、中国、香港などアジア諸国・地域は17年の55・1%から10ポイント以上増え65・7%。
国別では依然、米国が首位だが、所得水準が向上した中国などを中心に、徐々に割合を伸ばしている。
近畿から輸出された炊飯器の平均単価も17年の7890円から、23年は9118円に上昇。特に中国、
香港での単価は18年から6年続きで1万円を超えており、高価格化が顕著となっている。
大阪税関によると「高品質のブランドとして認知されているIH式炊飯器を中国や台湾だけでなく、
アジア諸国の市場で展開させるメーカーの狙いが高まっている」という。
こうした炊飯器人気は国内の家電量販店でも拡大。ビックカメラなんば店(大阪市中央区)では中国や韓国、
タイの観光客らが炊飯器を買い求める姿が毎日のように見られる。同店の外国人向けコーナーには、
約30種類の日本製炊飯器を展開。熱伝導性を高めるため内がまに銅や炭を使ったIH式が人気で、
価格は2万~3万円が中心だ。「おみやげとして5台以上購入する外国人客も多い」(同店)という。
ソース 産経新聞 4月18日(水)22時12分配信
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