12/04/18 01:53:25.71 jquDYnR+0
>>551
それ、よく言われることだけど、まったくの間違いだよ。
だって、実際、戦前の田畑開拓率は戦後に農民の数が激減した時代よりも低い。
当時の日本には、まだまだ開拓できる土地があった。
植民地が必要だったのは、日本独特の家父長制度のせいだという説がある。
当時の日本では次男以降に生まれた者は事実上、長男の小作人になるしかなかった。
近代化に伴って小作農を嫌がる者が多くなり、また人権思想も芽生え、次男三男も自分の土地を欲しがるようになった。
土地は沢山あったが、未開拓とは言っても、どうせその土地を開拓しても長男のモノであることには変わりがなく、
自分で開拓したから自分の土地になるというものではなかった。
家父長制下の遺産相続システムとは、そういうものだった。
あぶれた次男三男四男五男たちが‘独立して’働く場が必要だった。
満州や台湾は、その為の受け皿にされてしまったわけだ