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欧州の白人が邪悪で血を好むのは
異なる宗教に対して苛烈な弾圧を行うキリスト教の影響だという話がある。
しかし、歴史を見るとローマにキリスト教が伝来したのは1世紀の事にすぎず
64年にネロが大火の原因をなすりつけた大弾圧のためもあって、
事後数世紀は少ない信徒間で細々と伝えられる程度の
ローマ全体から見るとごくマイノリティな宗教にしか過ぎなかった。
それがローマで国教化されるのが380年の事であり、
これによってローマ領内に住む罪人も悪人も異教徒も、建前上全員が「キリスト教徒」になった。
では、このときから欧州が暴虐化、凶暴化したのだろうか?
勿論そのような事はない。他国に対する一方的な侵攻、戦争、虐殺、
強姦、略奪、奴隷化、火をかけて建物を焼き尽くし、
畑に塩を撒いて子々孫々住めなくなるなどの非人道的行為は、
キリスト教がローマに伝わるより千年以上も前から
欧州各地で脈々と行われていた伝統的な行為にしか過ぎない。
要は白人の「性質」であり「文化」なのである。
十字軍遠征にしても、元々ローマが何度も行っていた中東圏への侵略を
聖地奪還という建前のものに繰り返したものでしかない。
長い内乱と気候の寒冷化により疲弊の極みにあった欧州を、欧州への侵略行為を繰り返す
強大なイスラーム帝国という共通の敵を得た事で、他国へ目を向けさせる事で
内乱を終わらせ、領土拡張へと政策を転換させた結果である。
勿論聖地奪還など建前に過ぎなかった事は、主だった出資者が長い間エルサレムを放置して
小アジアや中東の主要都市を抑えて交易権で儲けていた事からも明らかだ。
大航海時代、インドや新大陸、豪州などに出かけ、現地人を虐殺して奴隷化し、
宝物を収奪して属州化した件についても、古代ローマを初めとする欧州人が
古代からが行っていた事の再現でしかない。
ただその時代まで大洋を渡る巨大な船を建設できなかったというだけに過ぎない。