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“5月病”という言葉も今は昔。新卒で就職した学生のうち、3分の1が「3年以内に退職する」と推測されている現在では、
もはや“4月病”が当たり前かもしれない。
専門学校で写真を学んだ後、ハローワークで見つけた印刷会社に就職したAクンは、わずか1週間で退職している。
「試用期間中だったので、入社したとは言えないかもしれません(笑)。
募集要項には“印刷会社での写真加工”の仕事だと書いてありました。
でも実際に会社に行ってみると、やっているのは延々とリストにある画像をPCで探し、
指定フォルダへ入れていくだけの作業。一日でうんざりしてしまいました。
そこでスキルアップしたら別の仕事が与えられるなら我慢しますが、その会社にそんな仕事はないんです。
会社の雰囲気も暗く、すぐ結論を出しました」
一日でうんざりしたAクンには同情しかねる部分もあるが、事実こういった決断の早い若者は増えている。
2006年に出版された『若者はなぜ3年で辞めるのか?』(光文社新書)が話題を呼んだ城繁幸氏は、
「企業を取り巻く環境の悪化で、その後も早期退職の傾向は強まっている」と語る。
「若い人がすぐに辞めるのも理解できます。ブラック企業は論外として、一般の企業でも年々給料が上がっていく終身雇用が崩れて、
長く勤めるメリットがなくなってきたからです。仕事が楽しくきちんと評価してくれる会社ならいいですが、
ほかにやりたい仕事があったり、もっと条件のいい会社があれば、移ったほうがよほど合理的。
『とにかく我慢して会社に居続けなさい』というアドバイスが有効だったのは1980年代までです。
1990年代以降は、そのアドバイスに従ったことにより廃人のようになってしまった人が、僕の周囲にもたくさんいます」(城氏)
大学卒業後、希望の中堅広告会社に入社できたにもかかわらず8ヶ月で退職したBクンの言い分。
「大した研修もなく、上司も全然仕事を教えてくれないなかで、月に500万円の営業のノルマを課されました。
質問をしたら『少しは自分で考えて行動してみようか』と言われ、見よう見まねでやっていたら、今度は『勝手にやらないでちゃんと聞け』と言われて……。
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