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○家庭向け線量計が大ヒット 需要の7割は関東
日用品メーカー、エステーが一般家庭向けに昨年10月から販売している
放射線測定器が人気を集めている。これまでに出荷した15万台のうち、
7割に相当する約10万台が関東で売れており、放射線量が局所的に高い
「ホットスポット」に対する潜在的な不安を浮き彫りにしている。
エステーが測定器「エアカウンター」(希望小売価格9800円)を発売した
のは昨年10月20日。5分で空気中の放射線の一種であるガンマ線を
地面約1メートルの高さで測定することが特徴で、福島第1原発事故で
深刻な被害が出た福島県内を中心に出荷した初回生産分の1万台は、
即日完売になるほどだった。
2月3日には改良版となる「エアカウンターS」を発売。測定時間を2分に
短縮し利便性を高めた。月あたりの生産能力を従来の10倍の10万台に
拡大、価格を7900円に下げた。
現在、卸業者を通じて、各都道府県のホームセンターやドラッグストア
などに出荷。一般家庭のほか自治体や民間企業からも購入希望や
問い合わせがあり、東京、千葉、埼玉、茨城、群馬、神奈川の6都県で
強い引き合いがあるという。同社は今後も生産能力を維持し需要に
対応する方針だ。
□ソース:産経新聞
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