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枝野幸男経済産業相は14日午後、福井県庁を訪れ、西川一誠知事と会談した。野田佳彦首相と
経産相ら関係閣僚は13日、関西電力大飯原発3、4号機(同県おおい町)の再稼働を妥当と判断。
経産相はこれを踏まえ、同原発の「安全性と(再稼働の)必要性を確認した」として、早期の
運転再開に向けて理解と協力を要請した。西川知事は「安全性を、県で検討する」と述べた。
経産相は、知事に続いて時岡忍おおい町長とも会談し、大飯再稼働に関して住民説明会を開く
方針を表明した。時岡町長は原発事故に関する国の責任について、住民への説明を求めた。
昨年3月の東京電力福島第1原発事故の後、原発を所管する経産相が立地自治体を訪問し、
定期検査で停止した原発の再稼働への協力を直接訴えたのは初めて。経産相は、西川知事に対し
原発を「引き続き重要な電源として活用する」とも語り、安全対策の徹底などに努めながら原発を
利用することが必要と指摘した。
▽時事ドットコム
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