12/04/12 21:40:11.37 0
各地から「桜満開」の便りが伝わってくる。この国の人々の桜に対する思い入れは尋常でない。
毎年この時期の花見にかける熱意。それは、桜が日本人の心情に深く結びついているからだといわれる。
日本列島の春を象徴する花木で、パッと咲いてパッと散る。その美しさ、潔さ、はかなさが武士道と
重ね合わされたり、時には戦争や軍隊のイメージと結び付けられたりした。浅野内匠頭が切腹する場面で
ハラハラ散る桜は、あだ討ちドラマである「忠臣蔵」の悲壮感を決定づけているし、沖縄決戦に向かう
戦艦大和は、乗員が満開の桜を見つめながら出航するシーンで、その後の悲劇的な運命が暗示される。
そして、学校の卒業と入学の時の桜。どんな学校にも、校門や校庭に桜があった。咲き誇り、静かに散る桜は、
卒業生や入学生を見送り、出迎えた。私たちの記憶の中には、そんな桜の映像が残っている。出会いと別れ、
生と死…。いつでも、桜は人々の感情をかき立てる「装置」だった。
>>2へ続く
ソース:URLリンク(www.47news.jp)
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