12/04/12 06:41:49.25 hKHGrC9iO
>>718
★膨大な現金が流通する日本、資金供給もデフレには無用
■日本が圧倒的に多く、増え続ける日本の現金流通高
「日本はなぜFRB(米国連邦準備制度理事会)のように、紙幣をバラまいてデフレ脱却を図らないのか」という声をよく聞く。
しかし実際、「日本国内の現金流通高」は、既に異様なほどに大きい。
BIS(国際決済銀行)は、2010年末時点の現金通貨(紙幣+コイン)流通高の名目GDP比率を集計している。
◆現金通貨(紙幣+コイン)流通高の名目GDP比率[2010年末時点 BIS(国際決済銀行)]
▽日本…18.1% ▽スイス…9.9% ▽ユーロ圏…9.4% ▽米国…6.8% ▽カナダ…3.9%
▽1994年の日本の現金流通高の対GDP比率は、8.8%だった。当時から他国に比べて高かった。
日本はそれまでも右肩上がりだったが、1998年に10%強から急増し、2002年には16%強に。
2002~08年は横ばいだったが、2008~09年には再び増加し18%に。2009~10年は横ばいで、2010年から再び増加。
▽スイスは、1994~98年まで8%で横ばいだったが、1998年に8%から急増し2000年には10%に。
その後、緩やかに下がり続け2007年には9%になるが、そこから再び増加し始め2010年には9.9%に。
▽ユーロ圏は、2002~03年に急増し10%になり、2005年まで横ばい。2005~06年に8%弱に急落したが、その後増加し、今は2005年の水準に戻った。
▽米国は多少の上下はあるが、緩やかに増加傾向(1994年…5% →2010年…6.8%)。
▽カナダと英国は、1994年からほぼ横ばい。