12/04/11 19:11:00.40 sOwZ8Nz6O
>>48
■いまだに、「《総合インフレ率・総合指数》ではなく、食品・エネルギー価格を除いた《コアインフレ率・コア指数》を見て、日本はデフレ」などと言う人がいるが…
アメリカのFRBはインフレを解釈する方法として、《コアインフレ率》重視を放棄して、食品・エネルギー価格を含む全体の物価上昇《総合インフレ率》へ。
物価動向を分析する時に、食品・エネルギー価格を除いた「コア・インフレ率」を重視する理由は、
資源や穀物は、海外要因や天候要因で一時的に大きく変動するから。
◆2011年3月、米消費者物価指数(前年比)
▽コア・インフレ率…+1.2%と低い しかし… ▽ガソリン…+27.5% ▽肉・魚・卵…+7.9%
◆食品・エネルギー価格を含む《総合インフレ率》で、2002年と2011年を比較
▽日本…デフレどころか3%のインフレ
▽アメリカ…37%のインフレ
▽イギリス…43%のインフレ
▽EU…20%のインフレ
アメリカでは、ガソリン価格の上昇(8%)と反比例して、オバマの支持率(8ポイント)下落。
低所得者の給与は上がらないのに、生活必需品(食品・エネルギー)の価格は上昇。たとえ給与が上がっても、給料の上昇が物価上昇に追いつかない。
食品・エネルギー価格の上昇で、事実上のインフレ税が(特に中所得層の下と低所得層に)課せられる。
食品・エネルギーに関わる消費は抑えられないから、その分、他の消費を抑制する。
■「デフレなのだから、生活保護費の支給額もそれに比例して減らすべき」と言う人がいるが…
『2010年、デフレは進んだかに見えるが、個別で見れば、「食料」「光熱・水道」「交通・通信」(主にガソリン代)の三分野は物価が上がった』。
これらは、我々の生活に最も影響する生活必需品で、所得が低くなるほど消費支出に占める割当が大きくなり、生活がより厳しくなる。
つまり、『「食品」「交通・通信」の物価は上がっているのだから、生活保護費の支給額は、減らすどころか逆に増やすべき』という結論に至る。