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★虐待防止後進国・日本…『「心が痛む」で終わっていては、虐待はなくならない』
■なぜ、DVの場合はすぐに警察が動くのに、児童虐待では動かないのか?
DVとは制度設計が違うから。DVには児童相談所のような公的な役割の機関が無いため、直接、警察が動く。
児童虐待は、「先ずは児童相談所が中心になって対応して下さい」という考え。
■なぜ、児童虐待は強制的な捜査ができないのか?
可能になったばかり。 ▽2008年4月施行 改正児童虐待防止法
▼通報 →児童相談所 →家庭訪問
▼→保護者が拒否 →知事が保護者へ出頭要求
▼→これも拒否 →ここでやっと、立ち入り調査
『但し、立ち入り調査権はあっても、強制的にドアを開けてということは出来ない』。
また、警察が児童相談所からの要請で同行することもあるが、警察側の認識は「児童相談所の職員が危険な目にあったら守ろう」という形での同行。
▼→ここでも拒否 →知事が保護者へ再出頭要求
▼→また拒否 →裁判所に許可状請求
『ここまでの手順を踏んで初めて、ここから強制力を持つ動きが出来る』。
なぜか?『基本的に「児童相談所がやれる事を全てやり尽したが、それでもどうしようもない」という事を担保にして、裁判所に許可状を請求するから』。
なぜか?間違ってしまえば、公権力による親権への侵犯になるから。
▼→《臨検(強制的立ち入り調査)》…強制解錠が可能。保護者の同意無しに子供を保護
『勘違いしてはいけないが、「保護者の同意無しに子供を保護」する事自体は、ここまでの手順を踏まなくても、児童相談所は出来る』。
◆虐待の相談件数
▽1990年度(統計開始)…1101件 ▽2009年度…4万4210件
◆臨検(強制的立ち入り調査)の回数
▽2008年度…2件 ▽2009年度…1件
◆児童相談所が子供を保護者の同意無しで保護し、他の機関に養育を委せる場合は、家庭裁判所に申し立てるが、その件数
▽2009年度…約200件