12/04/10 01:48:17.96 P
○鳩山議員外交 危うい理屈で国益を損ねる愚(4月10日付・読売社説)
政府の中止要請を無視して強行した外遊が、相手国に利用される結果となった。
事前に懸念された通りの展開である。
鳩山元首相がテヘランを訪問し、イランの核開発問題をめぐって、アフマディネジャド
大統領らと会談した。
イラン側の発表によると、鳩山氏は大統領との会談で、国際原子力機関(IAEA)が
イランなどに二重基準的な対応をとっているのは不公平だと語ったという。
鳩山氏は帰国後、「完全な捏造(ねつぞう)で、大変遺憾に思っている」などと記者団に語り、
イラン側発表を否定した。だが、鳩山氏の訪問がイランの核開発の正当化に利用された
のは否定しようがない。
イランの核問題は今、欧米諸国が制裁圧力を強める中、イランと関係6か国の協議再開を
控えた微妙な時期にある。鳩山氏の外遊が、欧米と協調する日本外交の足を引っ張った
のは、重大な問題だ。
政府は再三、訪問中止を求めたが、鳩山氏は「議員個人の活動であり、議員の外交努力で
国益に資することが十分あり得る」などと反論し、聞き入れなかった。
しかし、外交の常識として、首相経験者と大統領の会談にそんな言い訳は通用しない。
(>>2-5あたりへ続きます)
□ソース:読売新聞
URLリンク(www.yomiuri.co.jp)