12/04/10 08:55:19.47 7wGbsa+b0
日銀は、昨年8月以降、3回も金融緩和の強化を発表したが、実際には金融緩和を実施していない。
--------------マネタリーベース平残(日銀HPより)---------
------------(季節調整前)-(前年比)---(季節調整後)
2011年02月--101兆0039億円( +0.6%)--103兆0441億円
2011年03月--112兆7432億円(+16.9%)--113兆8859億円--金融緩和の強化(+5兆円)
2011年04月--121兆8934億円(+23.9%)--120兆5252億円--マネタリーベースのピーク
2011年05月--114兆4208億円(+16.2%)--113兆0320億円
2011年06月--113兆4780億円(+17.0%)--113兆4404億円
2011年07月--113兆7324億円(+15.0%)--113兆3737億円
2011年08月--114兆0447億円(+15.9%)--113兆9401億円--金融緩和の強化(+10兆円)
2011年09月--114兆0181億円(+16.7%)--114兆8702億円
2011年10月--115兆6428億円(+17.0%)--115兆7181億円--金融緩和の強化(+5兆円)
2011年11月--118兆4978億円(+19.5%)--120兆4269億円
2011年12月--118兆0195億円(+13.5%)--115兆9790億円
2012年01月--118兆9656億円(+15.0%)--117兆7823億円
2012年02月--112兆4409億円(+11.3%)--115兆1701億円--金融緩和の強化(+10兆円)
2012年03月--112兆4618億円( -0.2%)--113兆9831億円
上記のマネタリーベ-スの推移を見ると、日銀が金融緩和を本当に実施したのは、大震災後の3-4月だ
け。より厳密に言うと、当座預金残高がピークをつけた2011年3月24日までである。
日銀は、昨年8月、10月、今年の2月と、3度にわたって、金融緩和の強化を実施すると発表した。しかし、
季節調整後のマネタリーベースは、昨年8月比で微増、昨年10月比、今年2月比では減少している。これ
は、裏で、貸出金を大量回収したり、国債を大量償還させたりしているからである。
海外のマスコミ、最近、こうした日銀の口先と行動の矛盾を指摘しており、外国人投資家は、円買い、株売
りを始めている。しかし、日本のマスコミはほとんど指摘しないなため、日本の政治家もまだ気付いていない
ようだ。