12/04/09 18:31:36.08 0
政府は今回、先島諸島に自衛隊員約７００人を派遣。沖縄県内にこれだけ大規模の自衛隊部隊を基地以外に配備するのは極めて異例だ。
ｐａｃ３は石垣、宮古両島のほか、沖縄本島の那覇、南城両市の県内計４か所に展開している。
沖縄では、太平洋戦争末期、住民を巻き込んだ激しい地上戦の結果、多くの犠牲者が出るなどしたため、
自衛隊を旧日本軍と同一視して反発する住民も少なくない。だが今回は、自衛隊に対する県民感情にも変化の兆しが見られるようだ。
今月中旬からマグロ漁が本格化する石垣島のマグロ漁師又吉秀一さん（５８）は、
「１０日から出漁を予定している。自衛隊が来てくれて安心だ」と話す。
政府は２０１０年１２月に閣議決定した新防衛大綱で、活発化する中国の東シナ海での活動などを懸念事項とし、
「南西諸島防衛力の強化」を打ち出した。１２年度予算には、与那国島に陸上自衛隊の沿岸監視部隊を配備するための用地取得費も計上された。
君塚栄治陸上幕僚長は５日の記者会見で、将来の部隊配置について「地域の安全、安心に寄与していないとなれば、
悪影響を及ぼす。今回しっかり対応していきたい」との考えを示した。
一方、部隊の常駐に反対する田里千代基(たさとちよき)・与那国町議（５４）は「今回は安全保障上の問題で注視するしかないが、
展開が大げさ過ぎる」と反発している。（終）