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大阪市の橋下徹市長(42)が「たばこ1本」で職員にクビを宣告だ。大阪市営地下鉄の駅長室で助役(54)が喫煙、
火災報知器が作動し電車に遅れが出た問題で5日、この助役の懲戒免職を検討するようトップダウンで指示した。
市営地下鉄では今年2月、御堂筋線梅田駅で火災が発生。ホームの倉庫内で清掃業者が吸った、
たばこの不始末が原因とみられ、橋下が各駅に構内の全面禁煙の徹底を呼びかけたばかり。
橋下は「(助役は)ミスではなく故意犯。市長のメッセージを無視している」とカンカンだが、
過去に喫煙を理由に免職となったケースはない。助役がクビになれば、不服申し立ても予想されるキワドイ処分だ。
はたして、助役は「故意犯」と言い切れるのか。
問題の助役は四つ橋線本町駅に勤務。橋下の全面禁煙指令まで駅長室内は分煙だった。
「助役は当日、駅長室で軽い朝食後、室内の給湯室に向かった。そこはかつての喫煙スペースで、
今は地上に上がって吸える場所を探さなければいけない。部屋には当時、助役以外に誰もおらず、
つい魔が差したのでしょう。ポケット灰皿を手に“食後の一服”と、火を付けた途端に
報知器が鳴り出したというのです」(市営地下鉄関係者)
電車4本に影響が出たが、遅れは最大1分。助役をかばう気はサラサラないが、喫煙はあくまで「出来心」だろう。
一方的に「市長に逆らう故意犯」と断罪し、クビにするのは乱暴すぎる。
「あえて言えば“たかがたばこ”でクビなんて、ムチャクチャです」と言うのは、嫌煙家ながら過剰な禁煙運動に警鐘を鳴らしてきた
ジャーナリストの斎藤貴男氏だ。
「橋下氏は自分の方針に従わない職員をクビにして、権力をみせつけたいだけなのでしょう。
しかし、その本性を露骨に出せば反感を買う。今回は、相手が喫煙者なのをもっけの幸いに『たばこは絶対悪』『吸っているヤツが悪い』
という最近の風潮に便乗して強権を発動したのです。“禁煙ファシズム”が恐怖政治に悪用されるとは、ヒドイ話。絶対に許してはいけません」
小指を1本立てて、“コレで会社を辞めた”は今は昔。たばこ1本で首筋が寒くなる時代が来るとは、喫煙者受難も極まれりである。
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