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(>>1のつづき)
■事故を教訓に
こうした傾向について、杉本純・京大大学院教授(原子核工学)は「他の大学でも修士の志願者は
23年度に比べ全体的に減っているようだ。福島第1原発事故の影響があるとみている」と話す。
杉本教授によると、1986年に起きた旧ソ連でのチェルノブイリ原発事故以降、原子力関連専攻の
学生数は低迷傾向にあった。しかし、数年前からはアジアを中心に新たに原子力を導入する国が
増加するなどし、福島第1原発事故直前までは原子力が世界的に再評価され、学生数も持ち
直していたという。
杉本教授は「仮に『脱原発』を選択するにしても今ある原発を廃炉にするには長い時間が必要。
事故を教訓として安全レベルを格段に上げるためにも、今後も技術者育成に貢献したい」と話している。
(おわり)