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放射能の恐ろしさを知るナガサキがフクシマのために何ができるか-。福島第1原発事故から
悩み続けた長崎原爆の被爆者たちが6日、福島市の高校生に手紙を書くことを決めた。原爆と
原発事故はまったく異なるが、「被ばく」に悩む高校生の気持ちに寄り添いたいと筆を執る。
「子どもたちは放射能の不安の中で生活している。長崎からエールを送ってはどうか」。
長崎市で被爆体験の語り部をしている長崎平和推進協会・継承部会の同日の総会で、
副部会長の広瀬方人さん(82)が提案、出席者全員が賛同した。
送り先は福島第1原発から60キロほど離れた福島市の桜の聖母学院高校。昨秋、修学旅行で
長崎を訪れた生徒に広瀬さんが被爆体験を語った縁がある。
「健康な子どもを産めない体になっているかもしれない」
「原爆に比べると放射線量が低いので安心しました」。
広瀬さんの話を聞いた95人の感想文を読み、広瀬さんの心は揺れた。
継承部会では「会員を福島に派遣して被ばく体験を伝えたい」「原発廃止の運動を起こそう」と
意見が出ていたが、会員の高齢化もあって踏み出せずにいた。
どんなメッセージを伝えたらよいのか、広瀬さんも考えあぐねている。それでも「高校生の悩みや
誤解に少しでも答えられる手紙になれば」。会員から募った手紙は5月以降に送る。
ソース 西日本新聞 2012年4月7日
URLリンク(www.nishinippon.co.jp)
福島市の高校生に手紙を書くことを提案する広瀬方人さん(右)
URLリンク(www.nishinippon.co.jp)