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警視庁は６日、落とし物の現金計約１６８万円を盗んだとして窃盗罪で起訴された東京湾岸署の
巡査部長工藤純夫被告（５８）を懲戒免職にした。さらに約１３万円を盗んだとして窃盗容疑で追送検した。
拾得物の保管や定期点検を適正に行っていなかったとして、大友末吉署長ら９人も警視総監訓戒などとした。
警視庁によると、工藤被告はパチンコ好きが高じて借金を重ねていた。２０１０年に年収の３分の１を超える
貸し付けを原則禁止する改正貸金業法が施行され、融資を受けられなくなったため、拾得物の現金に手を
付けるようになったという。
警視庁の池田克史警務部参事官は「厳正に処分した。人事管理を徹底し、再発防止に努めたい」としている。
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