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日本に出回る怪しげな放射性物質関連商品 2012年 4月 6日
【東京】この四半世紀で世界最悪となった原発事故から1年余りが経った日本では怪しげな放射線検知器
や被ばく緩和剤などが出回っている。
今年1月、日本保育協会福島県支部は毛髪の電磁気量を計る装置で内部被ばく量が測定できるとする業者、
日本QRS健康管理協会について、詐欺の疑いがあるとして注意を促す通知を県内の保育園に出した。これに
より東京都福祉保健局が調査を開始した。
昨年7月には東京都が汗と一緒に放射線を除去するという触れ込みのスーツは疑わしいとして、この業者を
指導した。また国民生活センターには、風呂の中で使用すれば放射性物質を吸着するという1台約50万円の
温浴器に関する相談も寄せられている。昨年3月の大震災で被災した福島第1原発から南へ約40キロのいわき
市では、緊急対策本部に放射線物質対策用の商品に関する販促資料が雨のように届いたという。
(中略)
放射能の専門家はこれらの対放射性物質商品はまったくの作り物だと指摘する。「いかさまとも言える」
と、コロンビア大学メイルマン公衆衛生大学院の研究者、ノーマン・クレイマン氏はひと束の毛髪で内部
被ばく量が測定できるという装置について言及した際、こう表現した。
しかし放射性物質やその影響についてほとんど知らない、多くの不安を抱える消費者にとっては、商品の
幅広さは混乱の元であるうえ、その根拠となる科学も不明瞭だ。なかでも最も不安を感じているのは、放射性
物質の影響を受けやすいとされる小さな子どもを抱えた親たちだ。
「結局、(影響が出てくるのは)30年、50年の話ですから。お母さん方が非常に気にしている事なんです
よね」と、いわき市の保育園園長は述べた。この保育園はQRS健康管理協会の装置を使った
デモンストレーションに場所を提供した。同園長によると、人口33万人を擁するいわき市には、たった1つの
全身測定器―内部被ばくを測定する公式な装置―しかないという。
(>>2以降に続く)
▽ウォール・ストリート・ジャーナル URLリンク(jp.wsj.com)