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・先日放映されたNHK「クローズアップ現代」は多くの女性たちに衝撃を与えました。テーマは
「卵子は老化する」です。「卵子は老化する。35歳を超えると妊娠が難しくなる」という医師の言葉に、
番組中も、終わった後も、「そんなこと知らなかった」「教わらなかった」という声が続々とツイッターに。
妊娠をしない方法は教えてもらっても、実は「妊娠するにはどうすればいいのか?」ということは
教わっていなかった。そうじゃないですか?
高校の保健体育の教科書を見ても、生殖についてはわずか2ページほど。「産める年齢」や
「卵子について」など、細やかな説明は一切なしです。まして「産むための体のメンテナンス」や
「働きながら産むライフプラン」などは、誰が教えてくれるのか?
今、私は品川女子学院(中高一貫の女子高)で、「女の子を幸せにする心と体の授業」を
コーディネートしています。生徒の前に、お母さん向けのお話を女医さんに講義をして
もらいましたが、高校生たちの母親であるお母さん世代も、実は「女性の体に起こる一生の
変化」について知識がないのです。なぜなら、お母さんたちの時代には、「就職から妊娠まで
続くベルトコンベア」があったからです。
1980年代ぐらいまでは、「事務職として就職⇒結婚⇒退職⇒出産」というベルトコンベアがあった。
結婚も「お嫁さん候補」として入社すれば、社内集団見合いのような「社内恋愛」があった。
結婚退職、または出産退職して、子供が小さいうちは子育てに専念できたのです。
だから、「自然」な流れで出産まで行きつけると思っている方も多いのだと思います。しかし、
そのベルトコンベアはもうなくなってしまいました。じゃあ、どうすればいいのでしょうか?
私は今「妊活」を提唱しています。
「不妊治療のことでしょう?」という人も多いのですが、私は「意志を持って授かること」と
思っています。
(>>2-10につづく)
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