【朝日新聞】 「君が代はそっと、人の心の自由に任せておくにかぎる。息苦しく運ぶ晴れの式は、春に似合わない」 ~天声人語★2at NEWSPLUS
【朝日新聞】 「君が代はそっと、人の心の自由に任せておくにかぎる。息苦しく運ぶ晴れの式は、春に似合わない」 ~天声人語★2 - 暇つぶし2ch1:有明省吾 ◆BAKA1DJoEI @有明省吾ρ ★
12/04/06 17:39:45.10 0 BE:873043946-PLT(12066)

英国の故マーガレット王女の逸話にはふと笑ってしまう。52年前のこと、婚礼のあと宮殿のバルコニーで群衆に手を振る姿をテレビが大写しにした。
数日たってロンドンの新聞に投書が載ったそうだ
▼「まことに国家の慶事だが」と投書は述べつつ、「ご両人は手を振りながら『これぐらいでもういいでしょう』『もう少しの辛抱よ』などと話し合っていた。
いささか不謹慎かと思われる」。投書の主には読唇術の心得があった。「気さくなカップルが一本取られた格好だった」と、昔の小欄が回想している
▼どこかユーモラスな英国風とは違って、浪速の風はどうにも寒い。教職員が君が代を歌っているかどうか、口の動きまで調べる異様さに、
踏み絵ならぬ「踏み歌」との声も上がる。国歌を管理の道具に貶(おとし)めてはいないか
▼君が代を重苦しいイメージに染め直しているのは間違いあるまい。折からの入学式シーズン、全国の学校への影響もあろう。
先生にせよ父母にせよ、互いの口元を気にし合うような図は、児童生徒の目にどう映るだろう
▼「桃李(とうり)もの言わざれども下(した)自(おのずか)ら蹊(みち)を成す」という。歌も同じで、歌いたい歌は誰が何を言わなくても合唱の輪が広がる。
「故郷(ふるさと)」などいい例だろう。法の権威で口をこじ開けても、歌われる歌の方が恥じ入ってしまう
▼読唇術から思想チェックの読心術まで、距離はそう遠いものではない。君が代はそっと、人の心の自由に任せておくにかぎる。
息苦しく運ぶ晴れの式は、春に似合わない。

asahi.com 2012年4月6日(金)付
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前スレ★1の投稿日:2012/04/06(金) 10:51:41.94
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