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・「半額負担は苦しい」「今のご時世、仕方ない」--。敬老パスの利用者負担や地域施設の
統廃合など、市民サービスに大なたを振るった大阪市の改革プロジェクトチーム(PT)の試案。
「応分の負担」を求められる市民の間には悲鳴やあきらめの声が交錯する。「役所の金の使い方を
改め、教育政策などの財源にする」と改革の意義を強調する橋下徹市長。橋下流「グレ-トリセット」は
市民の理解を得られるのか。
「これから出す方針は、すごい案になる。僕の支持率なんて一気に下がると思いますよ」。
PT試案がまとまりつつあった先月19日、橋下市長はそう述べた。試案の中でも、特に意識
していたのが敬老パスだ。今月1日、代表を務める「大阪維新の会」の支援者集会では、
敬老パスの半額負担案を突然披露し、来場者に賛否を尋ねた。
敬老パスを巡っては08年、平松前市長が月額5000円の利用上限などを設ける案を
提示したが、市議会の猛反発を受け撤回。翌年出した修正案も賛同を得られず頓挫した。
橋下市長は「予想外に支持された」と自信を持つが、利用者はどう反応するのか。
週3回、地下鉄を乗り継いで入院中の夫を見舞う林フミさん(82)は「食費まで切り詰めているのに
半額負担は苦しい。見舞いは減らせないし、孫に小遣いがやれなくなる」と落胆する。別の女性(71)も
「(橋下市長は)選挙中は『敬老パスは維持』と言っていたのに、裏切られた気分だ」と憤った。
一方で、男性(80)は「若い人たちに負担はかけられない。このご時世では、見直しも仕方ない」と
一定の理解を示した。
PT試案は、都構想も意識し、区民センターなどの地域施設にも切り込んだ。区民センターを
よく利用するという福島区の会社経営、川合善博さんは「まち歩きイベントを手がけている。
もうかる事業ではないので、使用料が安く非常に助かっている。何とか維持してほしい」と話す。
文化・芸術関係者も改革の行く末を案じる。補助金カットが打ち出された大阪フィルハーモニー
交響楽団の幹部は「地域の方々に身近に感じてもらえる社会貢献に一層力を入れ、しっかり
評価してもらえるように努めていきたい」。(抜粋)
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