12/04/05 18:21:12.85 8soz3ATv0
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抜粋
◎中国漢字では、「たたかう」という意味の闘の簡体字として、斗を使っています。
しかし、斗という漢字の本来の意味には、闘(たたか)いとか闘争というものは含まれていません。
斗の意味を、現代中国語の品詞別に分類すると・・・・・・
[名詞]
1.穀物の容量を量(はか)る器具、枡(ます)。
2.枡(ます)の形をしたもの。
[量詞]
1.容量の単位。
・中国では、
*現行:1斗=10升=10リットル。
*周代:1斗≒1.94リットル。
*隋・唐代:1斗≒6リットル。
*清代:1斗≒10リットル。
・現在の日本では、1斗=10升≒18リットル。
[動詞]
1.たたかう(闘う)。
2.勝負する。
3.合わせる、寄せ集める。
・・・・・・という意味を持っています。
元々、斗には動詞的用法が無かったので、そこに「闘」の簡体字として割り当てられたようです。
ちなみに、動詞として発音する場合は、斗(dou)のアクセントを変えて発音します。
◎日本においても、斗を「闘」の略字として使っているのを見かけます。
しかし、日本語で「たたかう」を漢字で表記する場合は、「闘う」もしくは「戦う」になり、「斗(たたか)う」という表記は、認められていないんですね、今のところは。
将来的には中国にならって、「斗(たたか)う」という表記が正式に使われるようになるかもしれませんが、
“何だかなぁ”って気がします。
◎斗は、「たまひよ」2006年名前ランキングの「漢字ランキング部門」男の子の名前で第4位にランクインしている、人気の名付け漢字です。
「優斗」くんや「海斗」くんなどのように名前の後ろに付ける、いわゆる“止め字”として使われるばかりではなく、「斗真」や「斗志哉」くんなどのような名付けもみられます。