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トウモロコシの芯で作る炭に、セシウムを吸着する効果があることを、岩手県環境保健研究センターと岩手大学の研究グループが発見した。
田畑の土壌に混ぜることで、作物のセシウム汚染を相当防げると期待している。研究は6月に盛岡市である木質炭化学会で発表される。
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トウモロコシの炭は元々、農地に含まれる農薬や有害金属を浄化するために使われている。
トウモロコシの芯で作った炭は表面が複雑なメッシュ状で、物質を吸着しやすいためだ。
研究グループは、トウモロコシの芯を加工した炭を、セシウムを含ませた土に混ぜ、キャベツの苗を育てた。
葉と根に含まれるセシウム量を測定したところ、炭を加えずに育てたキャベツに比べ、6割少なかったという。
炭とセシウムが土中でくっついた状態になり、キャベツに吸い取られなかったためとしている。
特に中国・大連の赤土で主食として栽培されているトウモロコシは鉄分を多く含み、吸着効果が高いという。
研究に使ったセシウムは放射能を持たないが、他の物質との吸着の仕組みは放射性セシウムと同じとされ、
原発事故で汚染された土壌の汚染対策にも効果が期待できるとしている。
県環境保健研究センターの佐々木陽(あきら)研究員は「畑や田の土を掘り返して除染する方法より効果的だ」と話しており、
今春の田畑の作付けに向け、県内の農家で実証実験する。
ソース 朝日新聞
URLリンク(mytown.asahi.com)
画像 県環境保健研究センターの佐々木陽氏(左)と岩手大学の学生たち=盛岡市飯岡1丁目
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