12/04/03 11:56:49.84 0 BE:909420555-PLT(12066)
AIJ投資顧問(東京都中央区)による年金資産消失問題で、同社の浅川和彦社長(59)が3日、参院財政金融委員会に参考人招致され、
顧客の年金基金に虚偽の運用結果を報告していたことについて、「人をだまして自分個人のカネを増やそうとか、
もうけたいと思ってやったことは一切ない」と改めて犯意を否定した。
参考人招致は3月27日の衆院財務金融委員会に続き2回目。浅川社長は意見陳述で「いま考えるとなぜここまで損を出し、
悲惨な状態になるまで(取引を)続けてしまったのか」と振り返り、「運用への不安を抱えながらお客さまにも社員にも本当の状況を告げられず、
早く取り戻そうと必死だった」と釈明した。
委員会にはAIJの営業を担当していた「アイティーエム証券」の西村秀昭社長(56)と、
年金基金との仲介役を務めた旧厚生省OBで「東京年金経済研究所」社長の石山勲氏(75)、
被害にあった栃木県建設業厚生年金基金の渡辺勇雄理事長も出席した。
質疑では民主党の蓮舫前行政刷新担当相が、「リーマン・ショックの際にも負けていない」などと浅川社長が運用に自信を示したことについて
「見えないバブルのような自信。虚偽の報告でだまそうと思ったのでは」と追及。
渡辺理事長が「詐欺以外のなにものでもないと思います」と同調すると、浅川社長は「詐欺というのは自分がお金をとってどうのこうのするということ。
(虚偽報告で)誤解を与えたという面では深く反省している」と強弁した。
また蓮舫氏はファンドの監査報告書を未開封のまま浅川社長に届け、
証券会社のチェック機能が働いていなかった状況について「守るべきは顧客の財産ではないのか」と西村社長を追及。
西村社長は「倒産の危機にあったところを(浅川社長に)助けてもらったという恩義があり、株も90%以上持たれていた」などと吐露した。
産経新聞 2012.4.3 11:34
URLリンク(sankei.jp.msn.com)
URLリンク(sankei.jp.msn.com)