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北陸の回転ずし業界で、高級魚や地物ネタを扱う地場の「グルメ系回転ずし」が、店舗の
大型化や県外出店を進めている。低価格均一の大手チェーンの進出で「全国有数の激戦 」(関係者)に
拍車が掛かったが、業界内では意外にも「グルメ系と低価格店のすみ分け ができてきた」との
声が多い。地場各社は「ライバルはグルメ系」とみて攻勢を掛ける。 (牧内祐希)
「4月1日をもって閉店」。金沢市久安2丁目の「すし食いねぇ!金沢久安店」を訪れると、
こう書かれた張り紙が目に入った。この店から直線距離で約1キロ離れた同市有松 2丁目には一皿105円均一の
スシロー金沢有松店がある。「低価格店に負けたのか?」 と思い、「すし食いねぇ!」を運営する
ドマックス(白山市)に聞いてみると、どうやら 違うようだ。
「売り上げは前年を超えてますから、それはないですね」と担当者は即答。ではなぜ閉 店するのか。
担当者は「大型店にリニューアルして、17日に小松市沖町に移転します」 と続けた。開業16年で
老朽化し、敷地の狭い土地で店舗を建て替えるよりは、別の広い 土地で大型店を出す方がいいと判断したという。
席数が「100を超えると大型」(関係者)とされる回転ずし店で、小松市に構える新 店は
125席。担当者は「大型店はお客さまの待ち時間が短い。子供連れのファミリー客 をもっと取り込みたい」と話す。
大型店といえば、ビジョンワールド(金沢市)が昨年末に同市二宮町に開業した
「海天 すし金沢駅西店」もある。席数は「これまでにない」(担当者)約160席。訪れてみる と
「とにかく広い」という印象を受けた。
同社は白山市内にあった小型店2店を閉鎖して2倍ほどの広さの大型店を出したかった という。
担当者は「回転ずしは客の回転が命。お客さまを待たせずに稼げるときに稼ぎた い」と語る。
続きます
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