12/03/31 18:25:22.38 0
北朝鮮の「衛星」打ち上げに対する破壊措置命令に絡み、防衛省・自衛隊は、
部隊が常駐しない沖縄県・先島諸島への地上配備型迎撃ミサイル「パトリオット」(PAC3)と部隊の派遣を進めている。
自衛隊側は当初750人規模の派遣を検討したが、自衛隊誘致を巡り賛否が対立する県内では「部隊常駐の地ならしでは」との警戒感も広がる。
仲井真弘多知事は田中直紀防衛相に「適正規模の派遣を」と要請し、同省は派遣規模を縮小する方向で調整している。【鈴木泰広、井本義親、三木陽介】
石垣島と宮古島に配備されるPAC3は30、31日に三重県と滋賀県の空自基地を出発。海自呉基地で輸送艦に積み込まれて来月5日までに搬入される。
PAC3の警護や被害確認、住民救助にあたる隊員もその頃までに現地入りする。関係者によると、命令前に陸自が作成した部隊派遣案は、石垣島約500人
▽宮古島約160人▽与那国島約90人。石垣島と与那国島の議会はPAC3の配備を求める決議をしたが、
この規模に対して防衛省の内局などから「ちょっとやり過ぎだ」との声が上がった。
陸自部隊は現在、沖縄本島までしか配置されておらず、「衛星」が上空を通過する先島諸島は「防衛の空白地域」。
一方、防衛省は中国を意識して南西諸島防衛の強化を打ち出し、与那国島に100人規模の沿岸監視隊を新設することを目指している。
石垣島などにも部隊の配備を検討しているが、地元では賛否が分かれている。
陸自幹部は「今回の派遣は南西諸島防衛とは関係がない」と説明しながらも「きちんと住民を守ることで信頼を得たい」と明かす。
(続)