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5月22日に迫ったスカイツリーの開業が、歓楽街「錦糸町」の息の根を止めてしまうかもしれない。
錦糸町はスカイツリーと同じ墨田区内で目と鼻の距離にあるからだ。
長引く不況で活気を失った街は、すでに青息吐息だ。
そこに追い打ちをかけるように、スカイツリーができる。そして、出店舗数312という巨大商業施設
「東京ソラマチ」が併設されるのだ。錦糸町の客足は完全に奪われかねない。
「スカイツリーがやろうとしているのは、客の囲い込み。ひとり勝ちを狙っているとしか思えません」と言うのは、
錦糸町商店街振興組合の山田昇理事長だ。
墨田区全体の商店街連合会の会長も兼務し、スカイツリー側に
「地元商店街との共存関係の構築」を呼びかけたが、色よい返事はなかったという。山田氏が続ける。
「このままではスカイツリーだけが栄えて、我々は“全滅”です。飲食のチェーン店が錦糸町から撤退し、
ソラマチで新規オープンする現象も起きています。スカイツリーは総事業費650億円ともいわれる巨大プロジェクト。
事業費回収のため、何とかツリーの中でおカネを使って欲しいという気持ちは分かりますが、
周辺の街が死んでしまってもよいのでしょうか」
JR錦糸町駅を降り立つと、夜の街は実に閑散としている。かつてはロシア人女性が歓楽街を彩った一角も、
今や中東系アジア人の客引きたちが暇そうに立っているだけ。
路上を行き交う酔客は少なく、記者の姿を見つけるなり、客引きは「ロシア、ルーマニア、タイ、フィリピン、どう?」と、必死の勧誘を続けた。
駅北口から徒歩5分。06年に開業したショッピングモール「オリナス」の光景は哀れだ。もっとも駅に近いのに、
好立地の1階ですらアパレル店をはじめ、テナントが次々と撤退している。
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