12/03/29 10:49:55.07 0
中国が実施しているレアアース(希土類)の輸出規制について、
米国と欧州連合(EU)、日本が共同で解除を求めてWTOに提訴したことについて、
中国メディアの人民日報は「彼らは訴訟によって中国からより安い価格でレアアースを奪い取ろうとしている」と報じた。
地球上には1億トンのレアアースが埋蔵されているとされ、中国の埋蔵量はその36%を占めるといわれる。
中国は長きにわたって世界のレアアース需要の90%以上を負担してきたが、
レアアースは採掘の過程で放射性物質などが生じるため、環境を大きく破壊する。
中国は2008年よりレアアースを厳格に管理し、輸出量の制限を実施しているが、
中国政府は「レアアースは再生不可能な貴重な資源であり、
環境へも重大な影響を及ぼすため、中国はレアアースの採掘、生産、輸出をより厳しく管理する」と主張、
輸出のみを制限しているわけではないとして、WTOの規則に沿った措置だと主張した。
米国や日本がWTOに提訴したことについて、記事は「レアアースを購入できないからではなく、
さらに安い価格で資源を奪い取ろうとしているから」と主張、自国のレアアースを採掘しようとせず、
戦略的備蓄のため中国に低価格で輸出するよう強制していると報じた。(編集担当:及川源十郎)
サーチナ 3月29日(木)10時28分配信
URLリンク(headlines.yahoo.co.jp)