12/03/29 08:30:16.65 0
インターネット掲示板「2ちゃんねる」が、警察当局からの書き込み削除要請を過去に1000件以上放置
していたことが、警察関係者への取材で分かった。
8割は薬物関連で、同掲示板を舞台とした麻薬特例法違反事件を捜査している警視庁では、ずさんな掲示板管理が
違法行為を助長したとの見方を強めている。一方、書き込み削除を担う通称「削除人」経験者らは読売新聞の取材に、
「書き込みの自由を尊重するあまり、削除を避ける傾向にある」と内部の実態を証言した。
警察当局によると、違法行為に関わる書き込みで、運営者に通報しても削除されなかったケースは2010年上半期だけで
約2000件。そのうち1001件が2ちゃんねるだった。
2ちゃんねるでは、「削除ガイドライン」を公表し、誹謗(ひぼう)中傷や他人の投稿への妨害など、削除する対象を細かく規定。
該当するかどうかは「削除人」と呼ばれる担当者が判断し、対応している。明確な犯罪行為に関する書き込みについては
「証拠保全」を理由に、管理人が判断したケース以外は削除しないと主張しているが、警察幹部は「要請の段階で証拠は
押さえている。薬物の蔓延(まんえん)を防ぐために即刻削除に応じてほしい」と訴える。
これに対し、2ちゃんねるの運営に携わる東京都内の20歳代の男性は、「もし違法薬物の取引などにガイドラインを
超えて対応しようとしたら、今の態勢では無理」と話す。
男性によると、削除人を含め、運営の中心はネット上で募ったボランティアによって担われ、その人数は1999年の開設時
から数えても300人程度という。約100人いるとされる削除人のほか、削除依頼の方法を利用者にアドバイスする「案内人」、
掲示板運営を妨害する投稿を規制する「焼部隊(やきぶたい)」などで構成される。
(2012年3月29日07時19分 読売新聞)
URLリンク(www.yomiuri.co.jp)
つづきは>>2