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法務省は２６日、空港などでの出入国審査手続きを
迅速化するため、無人自動ゲートで顔写真を利用した
認証（顔認証）システムの導入を検討する方針を決めた。
来年度中に日本人らを対象に実証実験を行い、導入の是非を判断する。
出入国審査のあり方を検討してきた有識者会議が同日、顔認証の
導入を盛り込んだ中間報告をまとめ、小川法相に提出した。
実験は、パスポートのＩＣチップに内蔵された顔写真のデータを活用し、
偽装対策としてカメラによる監視も行う。目の虹彩、手の静脈による認証の精度や実用性も確認する方針だ。
現在の審査手続きは、入国審査官がパスポートを１人ずつチェックするのが一般的だ。
成田空港など４空港には、入国管理局に指紋などを登録した日本人や一部の外国人が
使える自動ゲートを設置しているが、事前登録が煩わしいなどの理由で利用者は頭打ち状態となっていた。
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