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★【岐阜】地場スーパーが放射線量検査機 2012年3月28日
写真 導入した放射線量検査機を客に説明する小山雄司さん(左)=各務原市那加本町の浅野屋で
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放射性物質による食品汚染への不安が広がる中、各務原市那加本町の食品スーパー「浅野屋」は、
放射線量検査機を独自に導入した。検査を実施する流通大手は多いが、
消費者の不安を減らすためには、地場スーパーでも検査は必要と判断した。
検査機は、ベラルーシ共和国のアトムテックス社製で、購入費は約200万円。
セシウム137、セシウム134などの4項目の数値を測れる。
店頭に並べる商品を事前に抽出検査するほか、客が持ち寄った食材検査も無料で受け付ける。
国の放射性セシウムの基準値は4月から、一般食品は1キログラム当たり100ベクレル以下と厳格化される。
浅野屋は米と野菜約20種類を抽出検査し、結果を店頭に張り出している。
1キログラム当たり50ベクレルを超えた場合は販売しない方針。
客が持ち寄った食材も、短時間で検査可能だ。岐阜市岩地、主婦赤地ひろみさん(51)は、
自分が育てた米を持参し検査した。「C(セシウム)137は検出されず、C134は8・48ベクレル以下、
±7・14ベクレル」との検査結果が出て、赤地さんは「孫にも食べさせるので、安全そうで良かった」と胸をなで下ろした。
客からの検査依頼は、検査機を導入した今月初めからこれまでに10件あった。
自宅で育てた米の依頼が多いという。
浅野屋の営業部長小山雄司さん(33)は「安全安心な食品を提供し、喜んでもらいたい」と話す。
問い合わせは、浅野屋=電058(382)0***=へ。
※注意 電話番号は記事等でご確認ください
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