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★大阪市議会 リスト捏造で紛糾
写真 審議が紛糾する大阪市議会に臨む橋下市長(27日午後10時8分)=竹田津敦史撮影
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大阪市議会は最終日の27日、捏造(ねつぞう)された職員リストを基に市交通局の
労働組合を追及した大阪維新の会(代表・橋下徹大阪市長)の市議への対応などを巡って紛糾。
原発住民投票条例案は否決したものの、橋下市長の就任後初の編成となる
2012年度一般会計予算案など主要議案の採決は28日未明にずれ込んだ。
本会議は27日午後2時40分すぎに開会したが、
会派間の調整がついていない事項が多かったため、数分後に休憩入り。
議場の傍聴席にいた市民らから「エー」というどよめきが起きた。
市議が退席すると、橋下市長は審議が深夜に及ぶことを見越し、傍聴者に冗談めかして、こう言った。
「これが市議会です。最低でしょ。今日は帰った方がいいですよ」
最ももめたのは、職員リストの捏造問題だ。午後4時半すぎに開かれた交通水道委員会の代表者会議。
自民市議は、この問題について維新代表である橋下市長に記者会見を開いて説明するよう要求。
民主系市議も2006年の民主党の偽メール問題を持ち出し、
「(偽メールを国会で取り上げた)議員は辞職した」と畳みかけ、
共産市議も維新市議の責任を追及する協議会の開催を要請した。
維新側が「いったん持ち帰って対応を協議する」としたため、2時間以上中断。
最終的に、交通局長から捏造の経過説明と謝罪を求めることで各会派が合意したものの、
維新市議や橋下市長への対応についてはまとまらず、28日に再協議することになった。
維新幹部は「なぜ予算を審議する委員会でそんな話を持ち出すのか」と憤った。
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